児童養護施設
鈴鹿里山学院
Diaryダイアリー
旅立ちの季節に
3月になり、少しずつ春の気配が感じられるようになってきました。施設ではこの春、卒院を迎える子どもたちが社会へと歩みだしていきます。
卒院に当たり、施設ではお別れ会を開きました。これまで共に生活してきた子どもたちがお互いに言葉を交わし、それぞれの想いを伝えあう大切な時間となりました。中には別れが寂しくて、泣いてしまう子どももいました。そんな中でも、後輩にあたる子どもたちにとって、卒院生の姿はこれからの自分を思い描くきっかけとなり、将来への夢を膨らませる機会になったようです。
また、三重県内の児童養護施設の卒院生たちが集う「自立を励ます会」にも出席しました。会には多くの関係者の方々が集まり、三重県知事にもご臨席頂きました。鈴里の卒院生たちは、自分たちがこれまで多くの人に気にかけてもらい支えられてきたことを改めて実感したと話し、「こんなに応援してくれる人がいて嬉しかった。」と話していました。
社会へと踏み出すこの春、卒院生たちには困った時もそうでない時もいつでも頼ってほしいとは伝えつつも、職員らも少しの寂しさを抱えています。子どもたちがここで過ごした時間や出会いが、これからの人生のどこかでそっと背中を押してくれるものになることを祈っています。
そして、この文章を読んでくださっている方もまた、子どもたちを見守り気にかけてくださる大切な一人です。それぞれの道へと歩みだす子どもたちの未来と、その未来に向けて努力している今を、これからもあたたかく見守っていただければ幸いです!
コスモス 児童指導員 小松